保護者会ー学級懇談会でのアイスブレイク
初対面での挨拶やグループワークでの第一声、緊張しますよね。上手くやる方法を備忘録として残します。
学級懇談会でもそうですが、教師はもちろん、保護者も緊張しています。一番多いのが、教卓を挟んで保護者と教師が向かい合ってしまうパターンです。お互いに教卓という壁を挟む形なるので、落ち着いて質疑応答ができますが、物理的にも心理的にも距離があいてしまいます。やはり教卓の外に出て、できれば同じ目線で話したいものです。
初対面や、緊張下で「心の垣根」を越える方法の1つ。アイスブレイク。
アイスブレイク
- コミュニケーションを通したゲームの一種。
- 話のきっかけ作りになる。
- 共通点が見つかることもある。
- 知らない人同士でも盛り上がれる。
知らない人同士でも盛り上がれ、いつの間にか話しやすい環境が出来上がるという良いこと尽くめのコミュニケーションツールです。用意は何もいりません。声と体があればできます。
ゲーム紹介
①「楽しみですねぇ」
□所要時間:3分
□必要人数:4人程度(班活動)
□やり方:
・週末や次の連休で楽しみにしていることを1人が話す。
・残り3人は最後まで聞く。
・聞いたら、せーので「それはそれは、楽しみですねぇ!」と
全力の笑顔で発言者に語りかける。
・人数分回していく。
例:A「週末は...何もないです(笑う)コーヒー飲んでゆっくりします。」
BCD「それはそれは、楽しみですねぇ!」
②「High-5」
□所要時間:3分
□必要人数:大勢
□やり方:
・席を立って歩き回る。
・目が合った人とハイタッチしてから名前と趣味だけの自己紹介。
※制限時間と目標人数を設定すると、能動的に動きやすい。
③「BANG!!」
□所要時間:5分
□必要人数:2〜6人
□やり方:
・右手でOKサインを作る(親指と人差し指で輪を作り、残り3本は伸ばす)
・左手はピストルを作る(フレミングの法則の中指を畳んだ状態)
・左手のピストルの先端を、右手のOKの輪に向ける。
・「BANG!!」の合図で左右の手を入れ替える(右手でピストルを作る)
※「BANG!! BANG!!」などと連続で合図を送ると白熱する。
・自分の両手で1分程度練習してもらう。
・近くの人と向かい合い、相手のOKの輪に対し、自分のピストルを向ける。
相手のピストルに合わせ、自分はOKの輪を作る。
・「BANG!!」の合図で向かい合った相手の左右の手と、役割を入れ替える。
・4人組を作り、左手はOKサイン、右手はピストルを構える。
・その4すくみの状態で、「BANG!!」を行う。
④「キャッチ」
□所要時間:5分
□必要人数:2〜6人
□やり方:
・隣の人と向かい合う。
・右手はピストルを作り、腕を伸ばし相手に向ける。
・左手は相手のピストルをつかむ準備をする。
・「キャッチ!」の合図で右手は逃げ、左手は相手のピストルを掴む。
・お互い左右を入れ替えて再度「キャッチ!」
・4人組で4すくみを作り、「キャッチ!」を行う。
⑤「キャッチボール」
□所要時間:3分
□必要人数:8人以上
□やり方:
・全員で比較的大きめな円を作る。
・1人に仮想のボールを渡す。
・誰かにアイコンタクトを送り、仮想のボールを投げ、受け取ってもらう。
・何回か繰り返す。
・仮想のボールをもう一個輪の中に入れる。
・何回か繰り返したら、3つめの仮想のボールを入れる。
学級懇談会開始前の、短時間でできるアイスブレイクに絞っての紹介でした。というのも、あまり長いことや複雑なことをして会議自体が押してしまうと本末転倒なので気をつけなければなりません(笑)
教育という目標に置いて、保護者と教師はともに歩む仲間です。和やかなムードで懇談会を迎えたいものです。その方が壁のない、率直な意見を交換し合えますからね。