みんなの学級新聞

日々の生活

武士道シックスティーン

 何度見ても秀逸なキャッチコピー

"まっすぐって、ぶつかる。"

 

剛剣の香織と、柔剣の早苗が織りなす青春剣道モノ。

専門が剣道の自分としては、目頭が熱くなる作品です。

 

ところで、専門が剣道な自分はいま、剣道部の顧問ではありません。

どうしても人手が足りないということで、別の運動部に回されています。

経験年数0年。

今年の4月から始めて携わるスポーツの顧問を担当しています。

ルールから技術の指導法、審判の方法まで独学で4ヶ月間でたたき込みました。

休みのたびに研修会や、他校の練習試合や合同練習に出かけ、

子どもだけでなく自分自身の鍛錬も行ってきました。

公立中学校ではよくあることです。

専門を活かせる部活動顧問に配属されることは、幸せなことなのです。

 

それはさておき、冒頭の"まっすぐって、ぶつかる。"というものですが、

これが実に言い得て妙です。

大人になってからももちろん得心のいく素晴らしいコピーです。

しかし、やはり中学生にこそ、実体験としてリアルに体感できるものだと思います。

 

本気の生徒同士の前向きな言い争い。

男子の中学生はまだ心が発達しきっておらず、暴言を吐き、よく喧嘩も起こります。

適切なコミュニケーションを取る方法はこちらの指導対象ですが、

それでも負けられない、曲げられない、心の叫びはどんどん出てくるものです。

時に、その叫びは教師にまで向けられます。

 

ただ、それで良いのです。

まっすぐぶつかってきて良いのです。

もちろん行動には責任が伴いますので、不適切な言動は指導しなければなりません。

どんどんぶつかって、失敗して、悔しくて泣いて、それで良いのです。

まっすぐは、ぶつかるんです。

 

自分は教師として、子どもたちにとっての越えるべき壁でありたいと思っています。

ただ、人間として自分自身の研鑽は欠かしません。

高い壁であろうと思います。

 

練心、不動心、知心剣を振るい続けるものでありたい。

 

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