Macbook 12inch と iPad Pro どちらがいいの?
公立中学校の教員目線でどちらが買いかを考えます。
smart keyboard を同時購入した場合、間違いなくiPad Pro と競合となるのは MacBook でしょう。
この2つの比較は多くのブログで行われているので、ここではライトユーザーな私目線で考えていきます。
大前提として、両製品とも長時間の動画編集等ヘビーユーズ用メインマシンにはなり得ません。CDやDVDへの焼き込みもできませんし、RGBやHDMI出力ポートもありません。
さて、教員としてpcに求める機能は大体以下に集約されます。
- 指導案や副教材の作成
- 学級新聞の作成
- 職員会議用資料の作成
- 校外学習や修学旅行といった渉外における、メールのやり取り
- Airdropを利用した写真のやり取り
次のライトユーザーとしての私個人の求める機能は以下になります。
そう、お気付きの通りで、ipad proでもMacBookに必要なことの大体はできるのです。
split viewでさらにpc的な働きができるようになったことにも注目です。
もちろんipadに母艦機能はありませんが、iTunesがiCloud経由になったことで、母艦を必要としなくなってきている風潮もあります。
つまり、必須機能とは言えなくなってきています。
そしてこの両製品は意外と性能と価格に差がありません。
mac book 12inch
金額 :¥160,000
大きさ:12inch
重さ :920g
容量 :512GB
iPad Pro(smart keyboard 含む)
金額 :¥135,000
大きさ:約13inch
重さ :約900g
容量 :256GB(wi-fiモデル)
このようにどちらを選んでも大差はないように見えます。
しかし、やはりiOSとOSXの違いは大きく、また膝の上で作業ができるかどうかは非常に重要な要素となってくるのです。
iPad2にキーボード付きカバーをつけて持ち運び使用した時期もありましたが、
教員として、私は買うならMacbook 12inchを強くお勧めします。
多くの自治体では、情報漏えいを防ぐために、職員室にネット環境がありません。
逆に言えば、ネット環境がないということは、どこに持ち歩いても同じパフォーマンスが期待できるものが求められるということです。
教科準備室、体育館の教官室、ちょっとした職員会議、もしくは部活の遠征先。
それらの場所にしっかりと机があるかどうかはわかりません。
それに、そのような瞬間利用時の書き込みまでの時間の長さはストレスにもなります。
- 開く
- 作業に入る
iPad Pro
- 開く
- カバーを展開し、角度を調節する
- ホームボタンを押して指紋認証を行い、ロックを解除する
- アプリを選択する
- 作業に入る
些細なことですが、このスピード感は馬鹿になりません。
それに膝の上でsmart keyboardを打つことは意外と難しいものです。
バランスをとること自体に脳を使ってしまい、集中できません。
冒頭でも書いたように、両方ともメインマシンにはなりません。
出先での専用機になることがほとんどです。
私も外ではMacBook、母艦として自室にMacBook Pro 13inchが置いてあります。
持ち歩いたMacBookを使わない日ももちろんあります。
ですが、心の底からサブ機としてMacBookを買ってよかったと思っています。
1kgに満たないノートpcは極めて軽く、持ち運びに便利なだけでなく、メモリ8GBはPagesやevernoteを頻繁に利用する上でサクサクpcを動かしてくれます。
むしろ軽すぎてMacBook Proを差し置き、メイン機になりつつあります。
卒業動画編集やリスニングCD作りにはProは欠かせませんが、外付けのCD/DVDドライブがあればそれすら賄えるかもしれません。
結論を言うと、iPad Pro は教員の仕事環境には適していません。
プライベートに買うのはいいと思います。
apple pencil も非常に魅力的ですし、運動部の指導で、生徒の動きを録画し、その場で見せて検討するなどといったことはMacBookにはできません。
ただ、それらはiPhoneで出来るんですよね。
私はiPhone 6plusを使っていますが、それで十分だと感じています。
というか、13inchのiPad で録画するのは腕が疲れそうです。
もちろん個人差はあるとは思いますが、この記事を読む同業の方がいらっしゃるようなら、参考にしていただけたら幸いです。