アバンストラッシュから覇王色の覇気へ
みんなむかし、必殺技を持っていた。
小学生の時、私はアバンストラッシュの名手でした。
中学生になると牙突を身につけ、白熱した青春はついに危険な領域に突入しました。
愛刀は傘です。
雨の日に子どもは勇者になるのです。
さて、今日は最近の子どもの必殺技のお話です。
現在の小学生は、基本的にみな百烈肉球を使えると考えてください。
敵に回すとすべて妖怪のせいにされます。
去年の中学校一年生には、妖怪に宿題を隠される被害が続出しました。
夏休みの宿題を持ってき忘れるのも妖怪のせいだそうです。
「成績が下がるのも妖怪のせいですね」と言ったら下火になりました。
さて、現在の中学生1年生はというと、基本的に武装色の覇気を使います。
今日は休み時間に覇王色同士のぶつかり合いがありました。
意外と本校では忍術を使える生徒が少ないです。
数年前までは雷切等を使っていた気がしましたが、
おそらく子どもたちもパワーインフレについていけなくなったのかもしれません。
とはいえまだまだ中学一年生というと12歳くらいです。
好きな漫画は”ドラえもん”と答える子どもも多いです。
サンタさんを信じている子もいます。
彼ら彼女らの夢を壊さないために、私も覇気使いになる必要があるのです。
かつて私が子どもだった頃、
「ポケモン=ピカチュウ」な大人にはなるまいと心に決めておりました。
しかし私が大人になった今、
「妖怪ウォッチ=ジバニャン」な状態になってしまっている事実に驚きが隠せません。
子どもの心を理解するため、子どもに寄り添うため、日々是勉強です。