合唱コンクールに向かっての指導
中学校には音楽の授業の一環として、合唱コンクールを設けていることが多いです。
この記事を読んでいただいた方にも歌った記憶があるのではないでしょうか。
私が中学生の時に歌ったのは以下の3曲
"Let's serch for tomorrow"
"カリブ夢の旅"
"時の旅人"
2学期も始まり、今年度の合唱コンクールに向けての練習が始まりました。
「男子ちゃんと歌ってー!!」
という女子の大きな声は健在です。
しかし我がクラスの男子はよく訓練されており、女子より大きな声で歌います。
とはいえ合唱となると女子につられてしまう男子はまだまだ多いです。
小学校まではパート別に分かれての練習がなかったため、
中学生から初めて主旋律以外を歌うことになる男子には難しいところです。
優勝に向かって彼らを全力でバックアップする覚悟です。
さて、この記事を読んでいるアラサーの方々には驚きかもしれませんが、
最近の合唱曲はJ-POPリメイクが多いのです。
"手紙" by アンジェラアキ
15の僕には誰にも話せない悩みの種があるのです。
ー拝啓ありがとう、15のあなたに伝えたいことがあるのです。
ガッキー主演の"くちびるに歌を"では泣かされました。やられた。
"証" by flumpool
別れ、はじまりの歌。
傷つけあっては何度も笑いあえたこと。絆を胸に秘め僕も歩き出す。
"道" by EXILE
思い出が、時間を止めた。
動き出した、最後の時間。
嬉しすぎて、溢れ出した涙が止まらない。
"虹" by 森山直太朗
僕らの出会いを、誰かが別れと呼んだ。
僕らの悲しみを、誰かが喜びと呼んだ。
"桜ノ雨" by 初音ミク
十人十色に輝いた日々が、胸張れと背中押す。
いつかまた、大きな花びらを咲かせ、僕らはここで逢おう。
年配の国語教師が「合唱コンクールには不適切だ」と言っていたのが印象的でした、
「〜じゃん」という話し言葉が彼のセンサーにひっかかったようです。
さて、そもそも何故合唱コンクールを行うのでしょうか。
いろいろな理由があると思いますが、私が考えるのは以下の通りです。
①音楽の授業の一環として、合唱の仕方を学ぶ
②クラス対抗で競い合い、磨き合い、高め合う
③お勉強ではない、文化的な素養を高める
④「仲間と一緒にやり遂げる」という達成感と充実感を味わう
とくに④が大切なものだと考えます。
社会に出ると、否応無しに他者との連携を求められます。
サラリーマン、自営業、専業主婦等々関係なく、誰かとの接点を持つことになります。
そして共同作業を余儀なくされます。
1つの目標に向かって、自分が全力を出すとともに他人を気遣う能力。
ともに高め合う経験というものが不可欠となります。
たかが合唱、されど合唱。歌は全てに通づる。
最後に私のオススメする合唱曲を貼り付けて本日の記事を閉じます。
これをコンサートホールで聴いた時、初めて鳥肌が立ちました。
この四重奏をできる中学生は少ないのですが、その学校は見事に歌い上げました。
"地球の歌"
いつかうちのクラスでやってみたいです。