週末の部活動ー顧問の気持ち
練習試合ということで、電車を使い生徒の引率及び指導をしてきました。
勤務時間は7:00-17:00と10時間です。
お給料はこの記事の後半に記載します。
ただ、お給料よりも子どもの笑顔や成長が報酬です。
部活動は教育課程に含まれてはいません。
ですが、確かにそこに、教育的意義はあるのです。
というのも、授業や特別活動では自分の力を発揮できない生徒もいます。
しかしそんな生徒も部活動では生き生きと自分を発揮し、
自己を存分に発揮・成長できる場合があるのです。
子どもの成長を助けたい、見守りたい、というのは教員の確かな想いです。
部活動では普段見せない表情を見ることもできます。
感情を表に出すのが苦手な生徒が部活動で輝いている姿を見ると、
担任としてはやはり嬉しいものです。
つまり、教育活動を一層充実させることができるのです。
また、生徒自身も部活動にこそ居場所を感じる場合も多いのです。
学校はつまらない。
授業がつまらない、教室がつまらない。
好きなのは給食と部活動。
かつての自分もそうでしたし、やはり部活動は必要なのでしょう。
さて、文科省が定めるお給料についてですが、以下のようになっております。
この記事にもあるように、週末の部活動は日給3,000円です。
(ただし4時間働かないと発生しません)
本日の活動においては、
電車代:往復800円
バス代:往復520円
昼食代: 約500円
と考えると、本日の報酬は約1,200円となります。
10時間働いたので、時給換算で単純に120円でしょうか。
ここにもちろん、生徒の学区外引率という重い責任が伴います。
それでも部活動を行うのは、生徒が"やりたい"、"勝ちたい"と訴えるからです。
多くの教師は3年生が引退し新体制になるときに生徒に目標を訊くでしょう。
生徒の希望を、教師はできるだけ叶えてあげたいのです。
綺麗事ではなく、彼らの成長を、助けてあげたいのです。
夢や希望を叶えるために、いろいろな方法で指導が入るのです。
やりたいと言ったにも関わらずサボるなら、
生徒の自己指導能力向上のために、叱らなければならないのです。
平日だけでなく休日も、教師は全力で子どものことを考えているんです。
とはいえ子どもの立場に立って考えてみると、上記の考えは
「ウザい」の一言で片付いてしまいます。
中学生の年代では、親など大人の接触自体がウザいのです。
いまは自我の確立、世界での自己の立ち位置模索の時期です。
つまり、親や教師など、権威に立ち向かいたくなる時期です。
反抗期というやつです。
教師は、彼らの人間としての成長の時期を暖かく見守りたいと思っています。
でも本音を言うと、休日に部活動なんてしたくないです。休ませて。
あー、自分が2人いたらなぁ!