みんなの学級新聞

日々の生活

教師はサービス業ではありません

生徒や家庭という名の、お客様対応に追われる教師・・・ 

というイメージは間違っています。今日はそんなお話。

 

紹介している本でも最終的には教師の仕事はサービス業ではない、と紹介があります。

ただ、あまりにタイトルがキャッチーすぎます。

この本の内容を見ずにタイトルだけチラ見して、

なぜか合点がいってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

もう一度言いますが、教師はサービス業従事者ではありません。

教師は、教育業者です。

ご家庭では教えきれないこと、学問であり社会性なりを教える専門家です。

なので、ご家庭での教育の補助的役割、お手伝いをしているポジションです。

 

私も民間で働いている時には、教師はサービス業だと考えていました。

ご家庭=クライアントの要望に応えるだけでなく、それを上回る付加価値の提供。

顧客満足度No.1の教師こそ優れた教師だと考えていました。

そしてそれがプロの教師としての職命だと考えていました。

 

しかし教育基本法や学習指導要領を見てみるとすぐにわかります。違います。

ご家庭は、お客ではなく、パートナーです。

一緒に子どもを教育する、仲間です。

 

子どもは、教育を受ける権利があります。

親は、子どもに教育を与える義務があります。

教師は、その義務を適切に履行するためのパートナーです。

 

子どものために、一緒に戦いましょう。